Essence of Europe
Riga Restaurant

Old City Boutique Hotel Restaurant                                     地図を見る

Old City Boutique Hotelの付属レストランです。実は短い滞在のうち
1泊がこのホテルでした。場所はオペラ劇場の横入り口につながる道路に面してあ
り、フロントを出ると劇場がすぐそこに見えます。この場所も名前も含め旧市街の
重鎮ホテルですが、意外とコストパフォーマンスは良くてそれなりの価格でそれな
りの部屋に泊れました。しかし、やはり内装はOLDですからモダンな指向の方に
は合わないでしょう。逆にアンティーク指向の方には喜ばしいかもしれません。
さてこのホテルにはレストランが付属していました。あまり街の様子がわからない
状態だったので、まあ無難でありがたいと思いましたが、実際は結構良いレストラ
ンとの印象があります。
料理はホテルなのでやはりインターナショナルでその中にラトヴィア風も入ってい
るとの感じです。又、ここは結構日本を含めアジアの食材も取り入れられてい
ます。例えばわさび、醤油、玉子?、ココナッツソースなど。ちょっとFusion系で
気が利いている感じです。
又、価格もリーズナブルなのであまりリスクを取らない安定した食事の選択には向
いていると思います。

サイトは右記 Old City Boutique Hotel Restaurant

Gloria

オペラ劇場側からのOld City Boutique Hotel、レストランも良い



Bellevue                                     地図を見る

これはMartim Park Hotel付属のレストランです。筆者の滞在のうち1泊が
ここでした。拠点としていたFrankfutから予約したのですが、Frankfurtでは街の中心
メッセに構える高級ホテルで、それがかなり安く1泊バーゲンしていたので予約を
入れました。ホテル自体はさすがMartimの感はありました。しかし場所としては人気
の旧市街を川向こうに見る位置にあります。旧市街とは川を渡って行き来するので
どっぷり旧市街と言う方には向いているとは言えません。勿論それ程ハメを外した
時間になるので無ければ特に問題は無い交通の便です。

さて、このホテルの最上階にあるレストランがBellevueです。特徴はとにかく
ガラス張りでパノラマ的にRiga市街を見渡せるViewです。これは確かにこのRiga
の街では特別のものかもしれません。
メニューはインターナショナルと呼ぶのが適切でしょう。大体名前を聞いたことの
ある定番料理が供されますが、どれも質は高いと言う高級レストランです。
価格もラトヴィアにしては張る方と思います。
旧市街のごちゃごちゃさを好む人からは『何故不便で高い所へ行く必要がある?』
と言われ、悠然と外からRigaの全貌を眺めてグルメを味わいたい方には最高の
場所と讃えられる、何だかそういうように分かれてしまうレストランです。
要は気分とTPOで使い分けるのでしょう。

サイトは右記 Bellevue

Neiburgs                                     地図を見る

Rigaのレストラン全般解説でも述べましたが、当地ではホテル付きのレストラン
が中々良い料理、雰囲気を出しており安定しているようです。
筆者が実際に泊ったOldcity Boutique Hotel,Maritim Park Hotel
以外に評価が高い2軒を挙げておきます。
その一つがこのNeiburgs Hotel&Restaurant です。このホテル自体が
トップクラスの評価を受けているホテルですが、レストランも好評です。メニューは
欧風のものを幅広く揃え、色々なチョイスが可能、英語、ラトビア語の他にロシア語
もメニューのデフォルトに入っているのがRigaの土地柄を表しています。
席も通りに面したデッキ席があります。サービスや内装も標準以上、価格もリーズ
ナブルとバランスが取れた使い易いレストランと言えます。旧市街いあります。

サイトは右記 Neiburgs Hotel&Restaurant


Renomme                                     地図を見る

Rigaのレストラン全般解説でも述べましたが、当地ではホテル付きのレストラン
が中々良い料理、雰囲気を出しており安定しているようです。
筆者が実際に泊ったOldcity Boutique Hotel,Maritim Park Hotel
以外に評価が高い2軒を挙げておきます。
その一つがこのRenommeレストランです。ホテルはgalleryparkhotelになります。
ホテルの名前どおり庭園もあるホテルでレストランはこの庭園と繋がっており、
季節によっては戸外で或いは庭園を見つつ食事ができるのも好評です。
NeiburgsやOldcityが旧市街の真ん中にあり、一般受けする感じに比べてここは
旧市街をちょっと外れた郊外で全体に高級指向が感じられます。
料理も凝ったもの、所謂グルメを唄っており、ヨーロッパ全体のベストレストランで
5位に入っているとサイトで紹介されています。この 格付けWEB がどれだけ権威の
あるものか不明ですがそれなりの評価はされているのでしょう。
価格もやや高めですがグルメを追求されている方は一度経験されると良いレストラ
ンかもしれません。

サイトは右記 Renomme


LIDO                                     地図を見る

さてLIDOですが、ラトビアではこの名前のバックグラウンドを理解しておいた方が
良いでしょう。LIDOはこの国で成功している(唯一かどうかわかりませんが少なく
とも稀有な)大型レストランを経営するグループ企業或いはチェーン店です。
このためLIDOの名を冠した店が方々にあります。これらのチェーン店がどこに
あるのかは下記に示したHPに書かれていますがちょっとわかり難いので説明して
おきます。チェーン店一覧を見るにはHPで横に5つ並んでいるナビゲータタグの
真ん中"Companies"をポイントして、この中の先頭"Catering Companies"
をクリックします。すると左側にグループ会社が並びます。
その並びの一番上に来るのがチェーン店の中心Recreation Center、ラトヴィア語では
ATPUTAS CENTRSです。ここは欧州屈指の遊園地付き大木造建築で家族連れを中心に
集客しています。お子様連れの場合やエンターテインメント雰囲気を楽しみたい場合
は訪ねられると良い思い出になりそうな場所です。
もう一つ人気なのがグループ会社一覧の上から6番目にあり、LIDOチェーンで唯一
旧市街にある店LIDO ALUS SETAです。
この店はビアハウスであり、国内家族連れ向きでは無いためかあまりLIDOのブランドを
打ち出さずALUS SETAとして大人向け、かつラトヴィア料理を揃えた観光客向けの店
として運営しています。ビュッフェ形式のため手軽にラトヴィア料理を試せる場所
としても人気があります。
他にも新市街や空港などに店が点在しています。隣国エストニアのTallinnにも
進出しています。丁度筆者が出かけたショッピングセンターに家族連れなどで大い
に賑わっている店が目に止まったと Tallinnのショップ編Solaris に書いたレストラン
がこのLIDOでした。勿論下記のHPにもTallinn店として案内があります。

サイトは右記 LIDO

1221                                     地図を見る

ホテルレストランでラトヴィア料理を含む欧風料理を割合当たり外れ無く食べられ
ますが、それでは面白く無いとローカルの雰囲気に溢れてかつおいしいレストラン
だろうと言う所をご紹介します。『だろう』と言うのはLatvia料理が何を指すかそ
れ程はっきりしていませんが、大体詰め物をしたり、付け合わせに特徴があったり、
独特のソースを使ったりした肉や魚(鰊や豚が代表)ですから元々日本的でない物
です。これをおいしいと思うかどうかは個人差が出るように思えますので『だろう』
なのです。特に肉料理にあるビーバーなどはチャレンジ精神に依るでしょう。勿論
日本人も慣れている欧風料理と言う無難な逃げ道はちゃんと用意されています。

ドイツなどでもそうですが欧州の肉料理は驚く程の大きなのが出て来る場合が結構
あります。ラトヴィアもその傾向はあるようなので、特にこういう地元系レストラン
では量を確認するのが望ましいです。色々聞くのは正攻法ですが多いとか少ないと
言うのは主観によりますから他のテーブルのを見て確認できればベストです(中々
都合良く目当ての物を食べている方がいないかもしれませんが)。

さてこのレストランは中々古い中世風?の建物です。しかし、1221とあるのが
創業1221年なのか別の意味なのかは確定できませんでした。とにかく独特の建物
と創造精神豊かなシェフによる独特なメニューが観光客を惹きつけている人気レス
トランです。

サイトは右記

1221

独特の中世風建物も特徴の地元料理レストラン1221


International SV                                     地図を見る

実際に経験できるレストランは限られますが、これはその一つです。何故ここを選
んだかと言うとさる有名評価サイトでトップでした。場所としては新市街ですが、
決して旧市街に近い側ではなくやや不便な新市街外れの場所なのですが、数あるレ
ストランの中でトップ評価の所は一応体験したいと言うことで行きました。
旧市街からですと新市街の中央を抜けるBriviasu(ブリヴィアス)通りを芸術劇場
の少し先で斜め左へ分岐してMiera(ミエラ)通りへ曲がりこれをまっすぐ行って
Hospitalu(ホスピタル)通りが又斜め左へ分岐する角にあります。
歩くと旧市街から30分、約2Km強あります。ブリヴィアス通りのトラムに途中迄
乗るか、Valdemara(ヴァルデマ―ラ)通りのバスをEveLes(エヴェレス)通りで
下りてエヴェレス通りを歩いてミエラ通り迄出ればその角にあります。

さてかくも不便な場所へたどりつき、食事を賞味しました。ここのメニュ―は一言
で言うとインターナショナルです。そしてもう一つの特徴は一つずつがやや少量に
抑えられている事です。
従って通常は3~5皿を注文することになります。私の場合も日本のスシ系、
フランスの牡蠣、ラトヴィア料理、そしてもう一つ位頼んだかもしれません。
どれも料理は結構繊細で味も良かったです。只、不思議なことに料理全体に新鮮な
驚きを感じるかと言うと寧ろ普通と言う感じが勝ります。これはどちらかと言うと
普通のおいしい日本の食事との感じです。

これは日本の家庭での食事自体がインターナショナルになってしまっている、要は
平気で和洋中を混ぜて食べているからかなと思いました。欧州では個別の皿にこだ
わり、又皿の数が増えても料理は同じジャンルに収まっています。一方日本ではア
ジア、特に中華や韓国などは元々日本食と境界が曖昧になっている上に欧風とか洋
食などと言うジャンルも『日本の洋食』などと明治維新以来取り込んでしまったの
でインターナショナルって日本の普通のごはんじゃなかろうか、と。

結論から言うと、ここの小皿(中皿)をベースにした料理は確かにおいしい、しか
し『これがRigaを代表する料理』との評価にはやや首を傾げる人も多いのでは
なかろうかと思います。時間をかけて新市街外れ迄行くかどうかの判断のご参考に。

サイトは右記 International SV

Silk Sushi

やや暗くポップな基調のInternational SV店内



VINOGA                                     地図を見る

このレストランは旧市街から川を空港側に渡った地域にありますので一般的な旅行
者にとってはかなり特異な位置になるでしょう。しかし、ここも筆者が実際体験し
たレストランなので一応紹介します。
このレストランに来たのか?実は泊ったホテルが同じく旧市街から川を空港側に渡
った地域にあるMaritimだったのです。このホテルにはBellvueと言う一流レストラン
があるのは別項で紹介したとおりです。しかし、泊ったホテルのレストランだけで
は面白く無い、近くにも地元のおいしいレストランがあるのではなかろうか?と探
した結果このレストラン選びました。
場所はMaza Nometnu 34a番地ですがMaritimホテルからは1.2Km徒歩15分
程度です。バスA46或いはトロリーバスE5のAgenskalna停留所を下りてMaza Nometnu
通りに入ったすぐの場所です。(因みに2013年6月の時点ではTrip Adviser
の地図は間違っています。Nometnu通りとMaza Nometnu通りの二つの通りがあり
ますが間違って前者をポイントしていますので注意下さい)。
この旧市街に対して川向こう、空港側の地がRigaの中でどういう位置付けか完全
にはわかっていないのですが、いわゆる郊外住宅地域だと思います。交通網もかな
り発達していてRigaの大きな人口を支えているようです。

さてこのレストランも旧市街に対しかなり遠くにあるインターナショナル料理レス
トランと言うことで別に紹介しましたInternational SV(ISV)と旧市街を
挟んで対称的な位置にあります。そして料理コンセプトは対照的と言えます。

ISVが小さめの皿を使い一品のボリュームを抑えているのに対し、ここは一皿に
堂々と大量に盛られます。味がおいしいのは双方とも言えますが、ISVは軽く
捻ったおいしさなのに対し、ここはしっかりした正当派のおいしさと言う感じです。
ISVは3~5皿を食べられるのに、ここは前菜料理によってはもうこれで十分との
場合もあります。おいしい、しかしお腹一杯で2皿で十分みたいな所があります。
複数で行ってうまくシェアすればいいのでしょうか?
ISVのようにボリュームを抑えるか、プリフィックスコースのような形で各皿の
料理の量を限定して多くの料理を味わえるようにするととても良いレストランに
なる気がします。
尤も今のようにおいしいものを大量と言うのが地元の方に受けているのかもしれま
せん。とにかく色々頼んでもコストは大変安いのがこのレストランのもう一つの特徴
です。

VINOGA

VINOGAに入ると先ずバーカウンターが迎えてくれる


VINOGA

おいしく大量で安いレストランVINOGA店内









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