Essence of Europe
Nantes Restaurant

L'Oceanide                                     地図を見る

フランスは料理大国、そして魚料理にかけても海産国日本を感心させる料理があり
特にここナントのような海(大西洋)に面した都市では多様で新鮮な魚も期待でき
そうだ、と言う事で魚を売り物にしているこのレストランに大いに期待しました。
ところが残念ながら筆者の訪れた日はお休み、逃がした鯛は大きいと言うか益々
期待が高まってしまった感があります。
各種評価を見ますと、やはりクラシックな魚料理をきちんと出すレストランだがそ
の他の例えばフォアグラなども充実していて、デザートもおいしいとの評価。
シーフードのレストランをお試しの方には良い候補のお店です。

サイトは右記 Bistro Flo

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雰囲気の良さそうなL'Oceanide店内(HP)




LA CIGALE                                     地図を見る

噴水のある広場Place Graslinに面した伝統あるレストランです。
1895年に設立され、当時の新しい芸術の流れアールヌーヴォーの影響が随所に見ら
れます。歴史的な建築や内装がお好きな方には、店に入って座り、周りを鑑賞する
だけでも価値がありそうです。
この伝統ある風格を守ってきた店なので、ホテルなどでレストラン紹介を頼むと、
必ずと言って良い程の街を代表する店です。
料理の方も一流ですが、朝食から始まってブランチやランチ、そして午後に軽くお
茶を飲むなど、どの時間帯にも落ち着いた雰囲気のあるサービスを提供してくれる
のも特筆すべき点です。
広場の向かいにはGraslin(グラスラン)劇場があり、オペラ観劇を終えた人々の
余韻を楽しむレストランとしても活用されています。

サイトは右記 LA CIGALE


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広場の噴水に臨む老舗レストランLA CIGALE



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噴水側では屋外のカフェ席で寛げる



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LA CIGALEのアールヌーヴォー装飾(WIKIPEDIA)



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レストラン内装と雰囲気(WIKIPEDIA)




La Taverne de Maitre Kanter                   地図を見る

ナントの中心には二つの広場、Graslin広場とRoyale広場があります。これを結ぶ
Crebillon(クレビヨン)通りが代表的なショッピングストリートです。
Graslin広場はオペラ劇場や噴水に彩られた華麗な趣を持つのに対し、Royale広場
はカジュアルな雰囲気で街を楽しむ観光客や地元の人でごったかえします。
レストランで言えば伝統と建築が印象的なLA CIGALEがGraslin広場に構えるのに対
し、Royale広場に面するこのTaverne de Maitre Kanterは気軽に利用できる大衆的
な雰囲気に溢れています。
このレストランはいわゆるチェーンレストランで、アンジェなど幾つかの都市にも
あり、フランス料理の一通りを或る程度の質を保ち、かつ高過ぎない価格で提供し
ています。
従って節約しつつ当地の料理は味わってみたい観光客で混みますし、地元の人の簡
便な外食にも利用されています。
色々あると言っても、どちらかと言うと飲み屋系で、前菜の牡蠣とかムール貝など
が充実、そして魚料理が充実しています。
ロワール他のワインを揃えていますが、やはり多くの人が魚の前菜や料理と一緒に
楽しんでいるのが地元ナントの白ワイン、ミュスカデです。
暖かい季節に賑やかな広場に突き出た屋外テーブルで楽しむ魚とミュスカデはここ
ナントを楽しむ代表的な風景の一つでしょう。

サイトは右記 taverne-maitre-kanter

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広場に面さない通りの入り口はやや荘重


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広場に面して魚料理とワインで盛り上がる人々
(この日はやや肌寒く、衝立で暖をとる)





Bistro CUBANA                            地図を見る

当然ながらフランス料理が多い中、フランスにとっての外国料理も健闘していると
は思いますが、そう数は多くないようです。
そんな中で気を吐いている外国料理、それも日本では中々ピンと来ない外国料理が
ここBistro CUBANA、そうキューバ料理なのです。
かつて17-18世紀に三角貿易と言う形で西アフリカ、西インド諸島との繋がりが深
かったこの地ではキューバは或る程度馴染みがある国かもしれません。
キューバ出身シェフの若いカップルが運営するこの店はフランス、キューバ、そし
て南米の料理にヒントを得て創造されるアイデアと活力に満ちた店です。
場所がちょっとわかり難い高台ですが、メインの通りからも少し上れば着きます
。 Tramだと3番に乗って、Bretagne又はJean Jauresの停留所を使います。

筆者は実際に行きましたが、時間の関係でランチでした。
ここはランチも12Euro程度で出しており、近くのオフィスの勤め人などで混んで
います。実際食べたのはいわゆるドライカレー。良い香りのカレー(クミン)風味
で味付けされたライスの上に挽肉と野菜の味付けをそれぞれ箱状にして重ねます。
上にレモンを突き立てて、周りに野菜入りソースをちりばめます。
ランチですが、どんな料理にもちょっとしたアクセントを効かせるシェフの流儀の
一端が垣間見える一品でした。
夜は例えば次のような料理が出ると紹介されています。
***カラメル状蜂蜜ソースのチキンとチョリソー串。
***緑クミンとレモンで風味付けした細切り牛肉。
***キューバの年代物ラム酒でマリネされたオレンジと砂糖漬けの柑橘類の皮を
使ったホワイトチョコレートムース。
冴えた技が味わえそうな垂涎のメニューです。
夜は食後に勿論本場のキューバ・シガ−を体験できるとか。

WEBサイトは発見できていませんが住所と電話は以下のとおりです。
32 rue Leon-Jamin 44000 Nantes TEL:02 51 86 60 98

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Bistro CUBANAの入り口


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Bistro CUBANAの室内


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中身はドライカレーでもアクセントの効いた仕上げ




Le Bouchon                                     地図を見る

この店は宿泊したホテルの近くにあり、食事を予定したのですがお休みの日に当た
って体験はできませんでした。街中ですが少し人通りも少ない路地にあり、周りか
ら見る限り屋外の席もあり、落ち着いて雰囲気が良さそうです。
又、夜は夜でロマンティックな屋内席がすばらしいとの評価を受けています。

料理の一般評価も高く、世界中から選んだ気の利いたスパイス、新鮮なその日の魚、
洗練された盛り付け、などがキーワードです。
ホタテとお米のてんぷら、醤油をカリッと効かせた鴨コンフィ、砕いたピーナッツ
を入れたライムソース、ちょっと固めた泡状のライムなどが供されます。
実際の料理例は
***薪で燻した有機スモークサーモンと山羊のチーズ、オレンジコリアンダーソース
***クミンと肉汁ソースの子羊あばら肉、ハリッサソースのニンジン添え
***バニラマスカルポーネクリームとカラメルオレンジソースのショートブレッド
なるほど、キーワードが活きてそうな料理です。
雰囲気を含めトライする価値がありそうなレストランです。

WEBサイトは発見できていませんが住所と電話は以下のとおりです。
7 rue Bossuet , 44000 NANTES TEL:02 40 20 08 44


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雰囲気のある屋外の席(Nantes案内サイト)



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ロマンティックな夜の屋内席(Nantes案内サイト)




L'U.Ni                                     地図を見る

このレストランはWEBのレストラン比較評価サイトで圧倒的人気、評価を受けて
います。ミシェランでも星を付ける寸前と評価されています。
場所は多くのレストランが集まるシャトー周辺地域ではなく、そこからはTRAM
1号線を超えた、やや新興地域に見える場所にあります。

案内サイトに拠れば、シェフの発想は現代の流れにマッチして植物を根っこから葉
まで丸ごと活用して、従来のレパートリーに囚われない自由なレシピです。
食事の前にソファー席で食前酒を供されるなど控え目ながら演出と気配り豊かなサ
ービスも好評です。ワインも地元の秘宝シュナン・ブランなど優れたものを揃えて
います。

実際料理の例:
***ホロホロ鳥ピンク大根と若カブの泡ソース、ライムマリネした鱈とロブスター
***柚子、アンティチョーク、オリーブ等ソースのカレイ、新じゃが、フェンネル
***オレンジキャロットケーキ、蜂蜜ブリュレ付ニンジンムース、漿果付冷製ヌガー

品質は確かで創造的メニューを体験できる話題のレストランです。

WEBサイトは発見できていませんが住所と電話は以下のとおりです。
36 rue Foure 44000 Nantes TEL: 02 40 75 53 05


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L'U.Niレストランの雰囲気(Nantes案内サイト)




Le Bistro du Commerce                                     地図を見る

Commerce広場はその名のとおり商業地域の中心、Tramの幹線1番、2番、3番が
交わる地点でもあります。この広場に面したこの店はカフェバーですが、食事も出
しており、それ程期待もできませんがそこそこのメニューと味です。
ちょっと気の利いたフランスの前菜、おつまみやハンバーガーもあります。
広場に席も広がっていてリラックスできる雰囲気もあり、場所柄、カジュアルさを
好む旅行者などの憩いの場になっています。何よりも日曜も営業していて、気軽に
ティータイムやカジュアルな夕食を取れるのが便利です。

WEBサイトは発見できていませんが住所と電話は以下のとおりです。
Place du Commerce, 44000 Nantes, TEL:02 40 48 23 23

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広場にはみ出てコーヒー、バー、食事混然一体のBistro du Commerce




Rue de la Juiverie                                     地図を見る

Juiverie(ジュイヴリ)通り、或いはそこを含む界隈は特に日が沈む頃から独特の
賑わいを見せます。そう、このあたりは飲み屋街とも言えますが、フランス的なと
言う修飾語が適切でしょう。
この『フランス的』の中身は?と言うと、クレープとロゼワインでしょうか。
クレッぺリアと呼ばれる店では食事クレープと、これに併せてワイン、特にこの地
ではロワールの良質ロゼが安くて豊富なせいかロゼワインが多いようです。
勤めを終えた女性のグループやカップルが話に花を咲かせつつあちらこちらで楽し
んでいます。
地元の文化や雰囲気、そしてクレープとワインを味わうにはうってつけの場所でし
ょう。


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クレッぺリア等がひしめくJuiverie通り










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